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IPTPC セミナ2017


 IPTPC セミナ2017 のご報告

IPTPCでは、設立15周年にあたる昨年12月15日に『IPTPCセミナ2017』を開催しました。 年末のお忙しい中、多数のご来場をいただき、まことにありがとうございました。

今回のセミナは、テーマに『固定電話網のIP網への完全移行の動向について 』を掲げ、100年の歴史を持つNTT東西の加入者電話網がIPへ完全移行するPSTNマイグレーションについて、固定電話網やIP電話網の基礎のチュートリアルを初め、IP網への移行に係るNTT東日本の講演者から移行後のサービスとスケジュールについて、また総務省の講演者から政策面から見た取り組みや今後の電気通信技術のネットワークについての取り組み、最後に事前に募集した質問に関するパネル・質疑など、PSTNマイグレーションの理解に役立つさまざまな講演を頂きました。

参加者は、IP電話にかかわる販売店、メーカ、通信工事業者、SIerを中心に定員を超える129名にのぼり、熱心に講演を聴講されていました。 アンケートで、「全体像と背景が理解できた」「移行予定スケジュールや考え方、方針が理解できた」「移行に向けた検討状況や将来の課題について理解できた」などのご意見、ご感想を数多く頂きました。



テーマ: 『固定電話網のIP網への完全移行の動向について』
    〜 PSTNマイグレーションの企業ユーザへの影響 〜



                                                      セミナ会場の全景

チュートリアル

固定電話網からIP網への移行に係る後の講演のチュートリアルとして「いまさら人に聞けない固定電話網とIP電話網の基礎」をテーマにIPTPC千村が講演を行いました。

最初に固定電話網からIPへの完全移行は世界でも先進的な取り組みで、2024年-2025年に向けての一大プロジェクトで通信事業者向けに端末を作る方、それを使ってサービスする方にも大きなビジネスチャンスと始めました。

同講演では、網の違いとマイグレーションの基礎的な所を説明しました。従来の固定電話網は回線交換により実現されること、電話網の種類とサービスを紹介。また、IP電話網はパケット交換により実現されること、VoIPの基礎技術やIP電話の品質クラスや品質基準を紹介。最後に回線交換からパケット交換への移行の概要について紹介しました。

                IPTPC OKI代表 千村保文



招待講演

NTT東日本から、固定網のIP網への移行を推進/周知する担当の第一部門 ネットワークサービス担当課長 山内健雅様をお迎えし、「固定電話のIP網への移行後のサービス及び移行スケジュールについて」と題する招待講演を頂きました。

本講演では、音声を取り巻く環境の変化や、NTT東西の中継・信号交換機が2025年ごろに寿命を迎える問題を背景に、電話は社会に欠かせないインフラとの観点から総務省や有識者委員会と一緒に2010年頃からIP網への移行の課題について取り組んで来たことについてご紹介いただきました。 その結果としてIP移行後にもメタル接続は残り、今まで通りに電話(音声)、電話機等は利用できるとのことです。 またINS(デジタル通信モード)などの一部のサービスは終了となりますが、INS(ディジタル通信モード)は現在と同一品質ではないもの、補完策が用意される予定で、IP網移行への検証環境についての説明や、基本料、通話料の方針、移行スケジュールについてご紹介いただきました。

講演者は、NTTでは今後7年かけて周知して行く、端末メーカや販売されている方には、本件に関して今後も是非ご意見いただきたい、社内の方やお客様へも案内してほしいと結ばれました。今後、適切なコンサルや提案していく上で、IPTPC認定技術者にとっても大変有益な講演でした。
  NTT東日本 山内 健雅様



基調講演

総務省から、情報通信基盤やその技術基準の構築や整備をする総合通信基盤局 電気通信技術システム課長 荻原直彦様をお迎えし、「固定電話網のIP網への移行に向けた技術基準等の検討状況について」と題する基調講演を頂きました。

基調講演では、総務省でのPSTNマイグレーションに向けた検討について、情報通信審議会からの固定電話網の円滑な移行の在り方についてまとめられた一次答申と、今後の移行スケジュール、電話番号管理のあり方、緊急通報の確保などについてまとめられた二次答申についてご紹介頂きました。さらにこれらの答申を踏まえた、IPネットワーク設備委員会における技術基準の詳細検討の内容についてご紹介頂きました。

また、IP網移行以外にも、今後の電気通信事業についてネットワークに着目した取り組みということで、「4K・8Kや5Gを支えるネットワークインフラの在り方」、「ネットワークインフラを保守・運用する人材の確保」、「将来のネットワークインフラの実現に向けた課題」など様々なトピックについてご紹介頂きました。

講演は、電気通信事業法等に規定される技術基準関連制度の見直し、また、IoTの普及に対応した電気通信設備に係る技術的条件の検討開始など、IPTPC認定技術者にとっても大変有益な講演でした。
  総務省 電気通信技術システム課長
  荻原 直彦様



パネル/質疑

パネラー:NTT東日本 山内 健雅様、NEC スマートネットワーク事業部 事業部長代理  大類 岳雄、モデレータ:IPTPC/OKI代表 千村 保文により 「企業ユーザの知らないといけないこと?/事前質問への回答」をテーマにパネル/質疑を行いました。

同パネルでは、「固定電話のIP網移行の位置づけ」「サービス内容の確認」「ユーザおよび販売店の視点」「メーカの視点」などカテゴリを分けて、事前に募集した質問を表示しながら、山内様や大類より回答が紹介されました。

また大類より、今回のPSTN網のIPへの切り替えに際して販売店の皆様がどのようなことを注意すれば良いかサジェスションを含めた説明がありました。
NEC 大類岳雄、NTT東日本 山内健雅様、IPTPC/OKI代表 千村保文

以下に、基調講演をはじめ講演資料のダウンロード先を掲載しています。スキルアップや新資格取得の準備活動、新技術動向を踏まえた営業SE活動等に、是非ご活用下さい。
IPTPCは、今後も進化し続ける新たなコミュニケーションへ対応すべく、最新情報を発信して参ります。ご期待下さい。

プログラムと
講演者紹介
@チュートリアル: 15:00〜15:30
タイトル: いまさら人には聞けない固定電話網とIP電話網の基礎
講演者: IPTPC OKI代表 千村 保文
概要: 「固定電話のIP網移行(PSTNマイグレーション)」を理解する上で知っておきたい固定電話網およびIP電話網の基礎をわかりやすく説明します。
A招待講演: 15:30〜16:10
タイトル: 固定電話のIP網への移行後のサービス及び移行スケジュールについて
講演者: 東日本電信電話(株) 第一部門 ネットワークサービス担当課長 山内 健雅 氏
概要: 今秋(2017年10月)、NTT東日本とNTT西日本は「固定電話のIP網移行後のサービス及び移行スケジュールについて」を報道発表したところであるが、終了サービスのひとつとなっているINSネット ディジタル通信モードも含めて、固定電話のIP網移行の概要及び移行後のサービス・今後の予定等の最新動向に関して、NTT東西の担当者が説明。
B基調講演: 16:10〜16:40
タイトル: 固定電話網のIP網への移行に向けた技術基準等の検討状況について
講演者: 総務省 電気通信技術システム課長 荻原 直彦 氏
概要: 総務省ではPSTNマイグレーションに向けた検討を進めており、本年3月に情報通信審議会から固定電話網の円滑な移行の在り方について一次答申を、さらに9月には今後の移行スケジュール等について二次答申を受けました。本講演では、固定電話網のIP網への移行に関するこれらの検討状況について、技術基準に関する議論を中心に御紹介します。
Cパネル/質疑: 16:40〜17:10
タイトル: 企業ユーザの知らないといけないこと?/事前質問への回答
講演者: 山内 健雅 氏/NEC スマートネットワーク事業部事業部長代理 大類 岳雄 /モデレータ 千村 保文
パネル資料(NEC 大類 岳雄)
DIPTPCよりご案内: 17:10〜17:20
タイトル: IPTPC教育サービスのご紹介
講演者: IPTPC事務局
(注)講演内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。


 開催概要
主   催 IP電話普及推進センタ(IPTPC)
協   力 (株) ジェイ・ジェイ・エス
日   時 2017年12月15日(金) 15:00〜17:20
受付開始:14:20、 開演:15:00
場   所 OKI本社 3階 会議室 (虎ノ門ファーストガーデンビル)−会場地図
東京都港区虎ノ門1-7-12  TEL: 03-3501-3763
最寄り駅: 東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 4番出口(徒歩1分)
定   員 100名(定員を超えた場合には申込みを締め切らせて頂きます。お早めにお申込下さい)
受 講 料 無料
お問合せ IP電話普及推進センタ(IPTPC) 事務局
 e-mail:iptpc-edu@oki.com

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